Encryption at Rest
保存時暗号化は、保存中のデータを暗号化し、媒体が漏えても読み取れないようにする。鍵管理が併せて必要になる。
目的
ディスク、バックアップ、SSD などストレージ媒体上のデータの機密性を、物理的盗難から守る。
メカニズム
データはストレージへの書き込み前に暗号化され、読み取り時に復号される。アプリケーションからは透過で、ストレージ層か OS が実装する。鍵管理が重要で、KMS がマスター鍵を保持し、データ鍵がデータを暗号化する。例:LUKS(Linux フルディスク)、FileVault(macOS)、TDE(データベース)。
ユースケース
- データベース TDE
- クラウドストレージ暗号化(S3 SSE)
- フルディスク暗号化(LUKS/BitLocker)
- バックアップ暗号化
例
- 入力
Disk data + KMS keyOutputEncrypted storageKeys separated from data
よくあるエラー
- Storing keys alongside the data
- Keep keys in KMS/HSM, separated from encrypted data
関連用語
AES
AES(Advanced Encryption Standard)は NIST が 2001 年に確立した対称ブロック暗号であり、128/192/256 ビット鍵をサポートし、現代暗号化の事実上の標準である。 用語集
Key Derivation
鍵導出(Key Derivation)は、低エントロピーのパスワードや高エントロピーのマスター鍵から暗号鍵を生成するプロセスである。KDF(PBKDF2、scrypt、Argon2 など)を使い、総当たり攻撃のコストを引き上げる。 用語集
X.509 Certificate
X.509 証明書は、公開鍵を識別情報に紐付けるものであり、検証のために CA が署名し、有効期間、発行者、サブジェクト、拡張フィールドを含む。 用語集